最近PFOS及びPFOAによる水道水の汚染が問題になっています。
東京・多摩地域などの全国各地で、水道水源の井戸水が有機フッ素化合物(PFAs=ピーファス)の一部であるPFOS及びPFOAに汚染されていることが現在社会問題となっています。PFOS及びPFOAとはどのような物質であり、私たちにどのような影響を与えるのでしょうか。また、それらにどのように対処すれば良いのでしょうか。
PFOS及びPFOAとはどんな物質?
下の図のような構造式を持つPFOSを一例に見ていきます。
炭素とフッ素の強力な結合を持つため、非常に安定性の高い物質となっています。
そのため、自然界や体内で分解されにくく、摂取し続けることで体内に蓄積されていくという残留性が問題となっています。体内に蓄積されることによって人体に悪影響を与える可能性が指摘されており、その危険性から、ストックホルム条約によって製造・使用・輸出入が日本やアメリカを含む150以上の国や地域で禁止・制限されています。[1]
PFAS及びPFOAによる具体的な悪影響は以下のとおりです。
では、身近な環境からPFOS及びPFOAを取り除くにはどうしたら良いのでしょうか?アメリカの環境保護庁(EPA)によると、それらの除去手段としては以下のような3つの方法が、PFOS及びPFOA除去に有効な処理方法として公表されております。[3]
- 自然に分解されないことによる土壌や食品への汚染
- 地下水に流れ込むことによる水道水の汚染
- 長期間摂取することで体内に蓄積されることによる健康リスク[2]
例)コレステロール値の上昇、乳児・胎児の成長・発達への影響、発がんの危険性
- 活性炭処理(GAC)
- イオン交換処理
- 逆浸透膜(RO)
[1]経済産業省 POPs条約 [2]NHK『「PFAS」とは?世界の規制状況・健康への影響は?』 [3]アメリカ環境保護庁「飲用水および廃水におけるPFAsの取り扱い」
PFOS及びPFOA対策に 高性能活性炭フィルターの浄活水器「瑞葉」を
※「~未満」の場合の~は、定量下限値を示す
また、測定限界以上に除去した際の除去率は約90%以上であり、他社製品の除去率(約80%ほど)と比較しても、「瑞葉」の除去性能は高いことがわかります(下図参照)。