T.N.リアライザーの3つの効果 浸透力・還元力・制菌力

  詳細
浸透力 表面張力が80℃のお湯と同じくらいまで下がります。浸透力が向上することで汚れが落ちやすくなります。
還元力 還元力を高め、酸化を抑制するため、配管内のサビやバイオフィルム、スケール等がつくられにくい環境を作ります。
制菌力 配管内のヌメリを除去し、菌が発生しにくい水環境へ変化させる効果があります。殺菌力はありませんが、制菌力のある水になります。

浸透力

活性水は汚れに染み込む水を生み出します

浸透力イメージ図
種類 表面張力 (mN/m) 対応する 標準温度
非処理水
(原水)
71.2 約30℃
処理水
(T.N.リアライザーを1回通過)
62.7 約80℃

(自動表面張力測定器:協和界面化学株式会社製)原水によって効果は異なります。 ※水の表面張力に対する国際基準値に基づく

T.N.リアライザーを通した水の表面張力は、常温でありながら約80℃の温水に相当する値まで下がり、水の浸透力が高まります。その働きにより、お湯のように汚れが落ちやすくなります。また、この効果が認められ、文化財の漆洗浄水としてもご採用いただいております。

漆洗浄の例を見る


還元力

酸化還元電位(ORP)の低下

酸化還元電位の変化例 ※原水や配管状況によって酸化還元電位の低下の度合いは変わります
図のように、T.N.リアライザーを設置することで大幅に酸化還元電位が低下し、還元力が強まりました。それにより、配管内部の付着物が除去されやすくサビやバイオフィルム、スケール等が発生しにくい水環境を作ります。 その水環境により、エコキュートなどの機器に負荷をかけることなく、延命化と夜間の消費熱量の削減に寄与します。 ※酸化還元電位(ORP:Oxidation Reduction Potential)とは、その水が他の物質を酸化しやすいのか、還元(酸化された物質を元へ戻すこと)しやすいのかを示す指標です。酸化還元電位が低いほど還元力は強く、水中の金属イオンや水路内に付着したサビ・スケールも還元されやすいことになります。

還元力の実験

  複数回通過した水(循環処理水) 1回通過した水(ワンパス処理水) 水道水
浸水 2日目 循環水 浸水2日目 ワンパス処理水 浸水2日目 水道水 浸水2日目
浸水 58日目 循環水 浸水58日目 ワンパス水 浸水58日目 水道水 浸水58日目
T.N.リアライザーの処理水は赤サビを黒サビへ還元させ、安定させることができます。黒サビは水に溶けにくくなり、赤水解消につながります。 循環処理水とワンパス処理水のサビはほとんど黒色に変化していますが、水道水のサビは赤色のままです。 また、循環処理水のほうがワンパス処理水よりも早く黒サビに変わっていきます。赤サビを防ぎ良性の黒サビに変えることによって、配管洗浄等による配管への負荷をかけることなく赤水を解消・防止します。 ※赤サビと黒サビ 赤サビは「水酸化第二鉄[Fe(OH)3]」と呼ばれ、鉄が水・酸素と反応し酸化したもので、赤水の原因となります。これに対して黒サビは「四酸化三鉄(磁鉄鉱)[Fe3O4]」と呼ばれ、同じ鉄の酸化物ですが、赤水の原因にはなりません。 T.N.リアライザーを通過した水中では、赤サビが黒サビに変化してサビの進行が抑制されるため、赤水などの問題を改善することができます※ワンパス処理水は一般家庭、および直圧(ブースターポンプ)用の単体型、 循環処理水はビル・マンションなど大型施設用の循環型に相当します。

薬剤を使用することなく、スケールを剥離できました

スケールが発生すると熱交換の効率が悪くなり、機器の寿命を縮めたり、清掃に大きな費用がかかったりしてしまいます。 還元力に優れ、表面張力の低いT.N.リアライザー処理水は、スケールの生成を抑制し、既存のスケールを剥離しやすくします。そのため、薬剤を大幅に低減することが可能となります。

制菌力

T.N.リアライザーは水周りの汚れを改善し、細菌が発生しにくい水環境へ変化させる効果があります。 

浴槽の検証例

浴槽の検証例(レジオネラ属菌検出値)
浴槽の検証例(右図)では、T.N.リアライザー(単体型)を施設内の浴槽循環システムに設置し、浴槽水の水質検査を継続的に行いました。 設置前には厚生労働省の定める基準値(10CFU/100ml)を上回るレジオネラ属菌が検出されていましたが、設置後には減少傾向を示しています。配管や濾過材内部を洗浄し、菌の発生を抑制していることが確認できました。 (なお、効果の現れ方は浴槽の水質や、循環システムの内容によって異なってきます。)

飲料水の検証例

飲料水の検証例

CFU : Colony Forming Unit 1mlの試料に何個のコロニーを作る細胞が含まれているか

未処理水(水道水)及び活性水をそれぞれ無菌容器に入れ、1ヶ月ごとに開封して内部の細菌の発生状況を調べました。その結果、未処理水では一般細菌が基準値を上回る月が多かった一方で、活性水では細菌の発生が全く見られず、制菌力が強いことが確認されました。また、臭気や色度についても初期値から変化しませんでした。